こちらでは、世界観について解説しています。このページで書ききれない細かな部分に関しては、「良くあるご質問」ページをご参照ください。

 

 

 

複数の作品やイベントにつながるリンク・ワールド「ステラミラ」

ファンタジー異世界ステラミラは、当団体で創作・展開しているリンク・ワールドです。こちらに書いてあることはストーリーLARP体験できるルールブック「エピック・オブ・プレアデス」とほぼ同じものになります(ここには書ききれないほど膨大なデータ量のため、さらなるデータ詳細はこの本に記載されていますが、こちらを無理に購入する必要はございません)。

また、別イベントの「ワンダラーズ・バラッド」とも世界が繋がっており、地続きでキャラクターの育成などを楽しめると解釈頂いて構いません。経験値を互換することはできませんが、「ワンダラーズ・バラッド」で手に入れた何らかのアイテムは、「エピック・オブ・プレアデス」でも何らかの効果や威力を発揮できるアイテムとなるでしょう。(「クエスト・オブ・ラビリンス」はアイテムの互換は運営と要相談)

ステラミラの在り方

舞台は私たちの生活している世界とは全く違う異世界。科学の代わりに魔法が発達し、私たち人間と同じソラールやエルフ、ドワーフ等がいる他に、獣人も生活しています。

火薬などはまだ発見されておらず、そのため銃火器などは存在しませんし、魔導銃なども存在しません。文化的には私たち現実世界の史実をモデルにするならば、西洋中世ヨーロッパ15世紀くらいとなります。そのため、蒸気世界、またはスチームパンク的な世界ではないこともご留意ください。

剣や弓など、まだまだ原始的な武器と共に、魔法を駆使して生き残り、文化発展を続けているのがステラミラなのです。

ステラミラは西洋文化だけではなく、獣人たちの文化も存在するため、和風文化、中華文化、アラビアン文化、インディアン(蛮族)文化も渾然一体となっています。特に街の中では多くの文化が交流するため、様々な衣服の旅人たちが歩いているでしょう。

 

種族

 

ステラミラには、様々な種族が存在します。大きく分けて太陽の神と、月の民に分かれます。これは、メインで信仰する神が違うことや、伝説により生まれ出でる形が違ったことから、この名称に分かれています。これらは総じて「小さきもの」とも呼ばれます。(詳細は、「エピック・オブ・プレアデス」参照のこと)

太陽の民

  • ソラール(人間)
  • エルフ(長耳の可憐な種族)
  • ドワーフ(男性は豊かな髭をはやした、樽のような体格の種族)
  • ココリ(成人しても子供のような、すばしっこい種族)
  • ウズル(鬼のような見た目の屈強な種族)

月の民

大きく退化してはいるものの、彼らにはそれぞれの獣の特徴が必ず身体に現れます。(耳や尻尾などの一部、または顔全体、体全体など)

  • ガオシャ(狼人族。江戸時代くらいの和風の文化を持つ)
  • ジャオウ(猫人族。アラビアン文化を持つ)
  • ナキ(兎人族。中華文化を持つ)
  • フライハイ(鳥人族。インディアン風の文化を持つ)
  • イザヨイ(狐人族。平安時代くらいの和風の文化を持つ)
  • ムジナ(狸人族。江戸時代くらいの和風の文化を持つ)

種族ごとの文化に固執する必要はなく、ソラールがガオシャの和風文化を持っても良いですし、フライハイが西洋風の出立でも構いません。

それでは、それぞれの種族について、さらに詳しく解説しましょう。

太陽神ソウラルの体を捧げられ、世界樹の実から誕生した種族です。

魔法が使える事以外は、こちらの私たちの世界と全く変わりません。

成人は15歳、寿命は100歳くらいまでといわれています。

太陽神ソウラルの頭を捧げられ、世界樹の実から誕生した種族です。

思慮深く神秘的かつ、非常に内向的です。

エルフの森から出てきたエルフは、大抵変わり者だといわれています。

成人は100歳、 寿命は1000年ほどといわれています。

ハーフエルフ

人間とエルフの混血です。外見も能力も、人間とエルフの中間です。

エルフより少し短いですが、長い耳を持っています。

成人は人間社会で育ったなら15歳とされ、エルフ社会で育ったなら40歳とされます。

寿命は200年ほどといわれています。

太陽神ソウラルの腕を捧げられ、世界樹の実から誕生した種族です。

男性はふさふさの髭を蓄え、背が低く頑丈な体型をしており、酒が大好きです。

女性は、髭の生えるドワーフも、生えないドワーフもいるようです。

頑固一徹な性格をしています。そんな性格から想像もつかないくらいに、細かい細工が得意な種族でもあります。

成人は40歳ほどで、寿命は200歳といわれています。

太陽神ソウラルの足を捧げられ、世界樹の実から誕生した種族です。

成人しても人間の半分ほどの身長しかなく、子どものような体型をしています。

非常にすばしっこくて手先が器用ですが、手癖が悪く、楽天家で定住しないまま、 好奇心の赴くままに生きる種族です。

成人は10歳でなり、寿命は40歳ほどといわれています。

太陽神ソウラルの牙を捧げられ、世界樹の実から誕生した種族です。

緑色の肌と特徴的な顔(つぶれた鼻、とがった耳)を持ち、性格は苛烈で野蛮で暴力的ですが、 情に厚く義を重んじる種族です。

先天的に戦闘技術がズバ抜けており、 一度信頼を持てば、これほど頼りになる種族はありません。

成人は12歳でなり、寿命は1000歳ほどありますが、戦いを好む性質のためか、平均寿命は60歳前後といわれています。

ハーフウズル

ウズルと人間の混血です。外見もウズルと人間の中間くらいです。

成人は人間社会で育ったなら15歳とされ、ウズル社会で育ったなら12歳とされます。

寿命は200年ほどといわれています。

月光神フェガリの高潔な心を捧げられ、世界樹の実から誕生した狼の獣人族です。

私たちの世界で言う日本、特に江戸時代のような着物を好み、和風文化を築いています。

高潔さを誇りとして生きており、人情に厚く、礼儀正しい一族です。

成人は20歳でなり、寿命は300歳ほどといわれています。

月光神フェガリの狡猾な心を捧げられ、世界樹の実から誕生した猫の獣人族です。

私たちの世界で言う中東アラビアのような服装を好み、アラビア風文化を築いています。

頭の回転が早く、口が達者で用心深い一族です。

成人は20歳でなり、寿命は300歳ほどといわれています。

月光神フェガリの純真な心を捧げられ、世界樹の実から誕生した兎の獣人族です。

私たちの世界で言う中国のような服装を好み、中華風文化を築いています。

純真で好奇心が強く、明朗快活な一族です。

成人は20歳でなり、寿命は300歳ほどといわれています。

月光神フェガリの自由な心を捧げられ、世界樹の実から誕生した鳥の獣人族です。

私たちの世界で言うインディアンのような服装を好み、インディアン風文化を築いています。

実に自由気ままな一族で、何事にも縛られず生きることをモットーとしています。

成人は20歳でなり、寿命は300歳ほどといわれています。

月光神フェガリの神聖な心を授けられ、世界樹の実から誕生した狐の獣人族です。

私たちの世界で言う日本、特に平安時代のような着物を好み、和風文化を築いています。

規律を重んじ、クール、かつ神秘的でミステリアスな性格であることが多いでしょう。

成人は20歳でなり、寿命は2000歳ほどといわれています。

レイムーン大陸では大変に希少な種で、まだ未発見の他の大陸から上陸してきた種族だとも言われています。

月光神フェガリの強靭な心を授けられ、世界樹の実から誕生した狸の獣人族です。

私たちの世界で言う日本、特に江戸時代のような商人装束を好み、和風文化を築いています。

柔和な性格をしたものが多く、コミュニケーション能力も高く、多くの人脈を作る朗らかな種族です。

成人は20歳でなり、寿命は300歳ほどといわれています。

商売っ気が強いためか、比較的商人に多い傾向があります。

レイムーン大陸では大変に希少な種で、まだ未発見の他の大陸から上陸してきた種族だとも言われています。

信仰される神

信仰される神は多く存在します。

今回は、その中でもメジャーな神をご紹介しましょう。

太陽神 ソウラル

信条:人間、昼、生命力

私たちの世界の「人間」と全く同じ姿をした男性神です。太陽をシンボルとし、生命力溢れる活発な生き方を肯定します。太陽の民は多くが信奉しています。

月光神 フェガリ

信条:獣、夜、安らかさ

九つの尾を持つ美しい金の狐の姿をした女性神です。月をシンボルとし、安らかで安定した生き方を肯定します。月の民は多くが信奉しています。

黒影神 シャム

信条:無垢、影、曖昧

全身が黒く染まった少女の姿を持ちます。伸びる影をシンボルとし、無垢であること、曖昧な生き方をこそ肯定します。創世神ではありますが、信者はかなり少ないようです。

冥府神 ネメシス

信条:審判、安らかなる死、転生

灰色の衣を纏い、天秤を右手に、左手に杖を手にした巨大な女性の姿を持ちます。天秤をシンボルとし、安らかなる自然な死を肯定します。審判の徒として、オルディーネの信者と共に罪を裁く地位にいる信者が多いようです。

星賢神 エトワール

信条:知識、勉学、教養

星の冠を付け、本を手に持つ男性の姿を持ちます。本の周りに輝く3つの星をシンボルとし、知識こそ人を豊かにし、勉学と教養を肯定します。教育者が信者になっていることも多いようです。

聖光神 オルディーネ

信条:秩序、法

光を背にして立ち剣を持つ女性の姿を持ちます。光をシンボルとし、秩序と法こそが人を正しく導くと肯定します。ネメシスの信者と共に罪を裁く地位にいることが多いようです。ただし、近年は腐敗が進み、真の意味で敬虔な信者はごく僅かとなっています。

戦炎神 レギオン

信条:戦い、鍛治、武具

 巨大な剣を持った、巨大かつ筋肉質な体を持つ男性の姿を持ちます。大剣をシンボルとし、戦うことこそが生きる道だと肯定します。また、武具の神でもあり、転じて鍛冶についても司っています。 ウズルに信者が多いようです。

智交神 ノドゥス

信条:絆、交わり、食事

パンと杯を持った太った女性の姿を持ちます。杯をシンボルとし、人との交流と絆こそが人生を豊かにすると肯定します。食事をする場は交流の源と説き、飲食店に信者が多いようです。

大地神 オリーシャ

信条:豊穣、自然への畏怖

長い髪を持った慈悲深い女性の姿を持ちます。雨降る大地をシンボルとし、恵みをもたらすことを肯定する半面、厳しい自然の試練も与える女神でもあり、信者は一年に3度、敬意と畏怖と共にオリーシャを讃える祭りを行います。街から外れた小さな村の農民に信者が多いようです。

森神 ヴァルト

信条:森の恵み、共生、世界樹への回帰

鹿の角を持ち、上半身が男性、下半身が二本足の鹿の姿を持ちます。世界樹をシンボルとし、森と共に歩み生きる生き方を肯定し、最も世界樹への畏怖を持つ信仰でもあります。エルフに信者が多いようです。

海神 リヴィアノス

信条:航海、海の恵み、海への畏怖、海への回帰

上半身が女性、下半身が蛇の姿をし、右手に三叉槍を持ちます。三又槍をシンボルとし、海と共に生き、恵みを讃え、時に厳しい顔を持つ女神です。海を畏怖することを肯定します。漁村に信者が多いようです。

山神 バルバ

信条:山への畏怖、鉱物、頑健さ、髭

男性ドワーフの姿で、右手に大きな戦斧を持ちます。戦斧をシンボルとし、厳しい顔を見せる山への畏怖と尊敬を肯定します。ドワーフに信者が多いようです。

邪影神 ディアモール

信条:復讐、冷酷、支配

黒いドレスと黒く長い髪を持つ女性の姿を持ちます。黒き一滴の水をシンボルとし、冷酷でありながら美しく、魔物はおろか、時には太陽・月の民すら虜にする魔性の魅力を備えています。全ての悪の権化とされ、魔物たちは1匹残らずこの女王に平伏すでしょう。

 

エネミーについて

 

エネミーとは、「小さきもの」たちを虐げる存在たちのことであり、別名「妖魔」とも呼ばれます。

基本的に街には結界が張られているため、妖魔たちは街に入ることはできません。

妖鬼

ディアモールが創った、小さきものたちを虐げる存在を総じて呼ぶ名前。

邪鬼族

妖鬼たちの中でも、特に繁殖力が旺盛なために数が多く、脅威としてあり続けている者たち。ゴブリンなど。

魔神族

ディアモールの配下として妖鬼たちを付き従えて猛威を振るった存在として語り継がれている種族。デーモンなど。

屍者

魂の強き想いと、地中から地面に覆われるディアモールの黒き邪念が合わさる事により生み出される、間接的に自然発生する存在。ゾンビ、ゴーストなど。

 

世界地図

 

レイムーン大陸・ミストール地方

東の地方からは灰色の霧に阻まれ、別名「灰霧の地」とも呼ばれています。

こちらは、レイムーン大陸ミストール地方に根付く有名な国や街の名前です。

 

 

“商人と貿易の国”都市国家アウルム

都市国家アウルム(古代の言葉で『金』)は、大きな港を利用しての貿易が盛んなことから、 商人の都市国家として栄えています。 国教は智交神ノディスですが、同じくらい戦炎神レギオンも信仰されています。 また、盗賊ギルドの本部が置かれているのも特徴です。

金銭を第一として考え、契約と商売の成功をなによりの目標と考えます。 そのため、他の国の民からは「アウルムのソラールは金にうるさい」という偏見まで抱かれています。 本当はそうでもないのですが、実に個性の強いソラールばかりが集まってしまうため、 そう思われても仕方ないのかもしれません。

騎士団は、騎馬による馬上槍の戦闘を得意とする金虎騎士団です。

◆港町ポッポトリノ

数多くの港を持つアウルムの中の港のひとつです。

国教の智交神ノディスとは別に、女神レーシアが街の守護神となっており、街の人たちに信仰されています。街の人間から神になったという、かなり稀有な女神なのです。女神レーシアの伝承は今も街に残っており、一年に一回、冬に行われる女神の生誕祭が、その信仰の深さを物語っています。

“魔法先進国家”プラータ王国

プラータ(古代の言葉で『銀』)王国は、王都プラタを中心に、西にムッカ、カブラ、ディーアを、 東に妖鬼からの防衛都市であるセルドを構え、繁栄させてきました。 現国王は獅子妃アリエス=レオンハート、王城はレオンハート城です。 国教を知識神とし、星賢の学府の総本山である星賢の塔を持つ事から、 知識と魔法を併せ持つ国家として栄えてきました。

他の国には珍しく、種族差別をなくし、大小様々な考えを許容できる懐の深さから、 多くの種族に受け入れられています。知識神信仰も他の異教徒に対して寛容なので、 様々な神殿も立っています。

騎士団は各国屈指の騎士と魔法使いを合わせ持つ銀獅子騎士団です。

“武装城塞国家”ディアマント帝国

武装城砦国家ディアマント帝国(古代の言葉で『金剛石』)は、 昔はゴブレ王国という、3つの国で一番小さく平和な王国でした。 ところが、現帝王が就任してからは国家内の血で血を洗う争いが沸き起こり、 やがて「我々は銅(ゴブレ)ではない、金剛石(ディアマント)なのだ!!」と主張し、国名をディアマント帝国と変え、大規模な武装を始めていいます。

国教は聖神オルディーネであり、近々に「聖戦を起こす」予兆が見られるという噂も… オルディーネ神殿の本部が置かれている他に、ひっそりと「オルディーネ信者の」暗殺ギルドも存在します。

騎士団は、オルディーネ神官騎士を集めた一角獣聖騎士団です。

“ドワーフの国”ラピス王国

ドワーフたちの故郷であり、唯一の国家です。豊富な種類の鉱脈を持つ鉱山の中に王国を造っています。 細工が得意なドワーフだけに、王国は石と闇の中でありながら美しく、 また、酒が大好きなドワーフたちは、夜な夜な宴を開いているとも言われています。

鍛冶の腕も一流の職人たちが集まるため、ラピス産の武器防具は高値で取引されます。

“エルフの森の街”エスメラルダ

深い深い森にあるといわれるエルフの集落であり、美しい街エスメラルダは、 謎に包まれている神秘の街です。

森そのものに迷いの結界がかけられているため、 まず旅人は辿り着かないと言われています。エスメラルダに辿り着くには、 そこから抜け出したエルフか、森歩きに訓練された者の案内が必要です。

“ウズルの村”ラーブ

ウズル種族が集まり暮らすラーブは、実に素朴で火山の麓で、自然と共に生きる村です。 苛烈ながら情の厚いウズルらしく、ストレートな生活が性に合うのだと言われています。

戦いを好む性質から、各地へ傭兵として武者修行へと赴く者もたまにいますが、その多くは年嵩の長を筆頭に過酷な自然に立ち向かう中で村の勇者と讃えられることを誉れとする生活を送っています。

“闇の眷族の住処”妖鬼の森

妖鬼(モンスター)たちがひっそりと生きている森です。妖鬼たちはここから何度か侵略を企んだものの、 ソラールたちの国と森の境界にはアレキサンダー山脈、沼地が広がり、南にはディアマント帝国、 西にはプラータ王国の防衛都市セルドが存在することによって阻まれてきました。

それでも、ソラールの目を掻い潜って出没する妖鬼もおり、西で見かける魔物はその類です。 完全に封じることは難しく、彼らは常に隙がないか眼を光らせています。

流通している紙幣

レイムーン大陸では、銅貨、銀貨、金貨の「ガルム」が主流で流通していますが、都市国家アウルムでは新しい貨幣価値として紙幣が導入されました。

紙幣の名前は「ステラ」です。