さて、街の人達は行うこととして、
- クエストを冒険者に発行する
- 街の人として過ごす
といったことが有るわけですが、具体的にイメージが付きづらいかもしれません。
今回は、「クエストを冒険者に発行する」に主眼を置いてみましょう。
クエストを発行する
基本的な考え方は 「小さなイベントを作る」 ということになります。 そして、それは「自分が設定した街の人が、行って自然なこと」としてイベントを形作ることでもあります。
その上で、自分(PL)が何をやりたいのか。ということを軸にして考えを深めることは、イベントを作るフックになるはずです。
例えば、
- モンスターとして戦いたい
- 街の錬金術師として過ごしたい
等があるかと思います。
「モンスターとして戦いたい」場合、複数人や単数のNPCと協力してクエスト用の「エネミー設定」をしてしまうのも面白いでしょう。
例えば、強力なウシ頭のモンスターを出したい場合、ウシ頭のモンスターの肉の美味しさに魅入られた美食家をNPCとして設定し「ウシ頭のモンスターの肉をとってきて欲しい!」という依頼を出しておいて、あとは迷宮を徘徊するだけ!という自作自演も可能です!
「街の錬金術師として過ごしたい」場合、キーとなる特殊なアイテムを予め迷宮の複数箇所に仕掛けておく、また特定のエネミー役の人にアイテムを預ける。などをして、冒険者が迷宮を探索する中でアイテム探索ができるようにして自作自演するのです。
そう、「クエストを発行する」は【自分のやりたい事を自作自演する】ということでもあるのです。
他にも、こんなクエスト例があります。(実際に行われた依頼も含まれます)
- ○○の薬を作り出すために、素材をとってきてほしい(モンスター討伐素材、採集素材)
- 迷宮の魔物、○○を(○体以上)倒してきて欲しい
- 冒険者パーティーA、パーティーBに依頼したい。制限時間までに、どちらが多く魔物を倒したか競って欲しい
- 魔物たちの姿、形、情報を教えて欲しい。それらを描いて売りたい
- 迷宮に隠された複数の巻物をとってきてほしい。それらをつなぎ合わせて楽器を演奏したい
- 迷宮の感想を教えて欲しい。それらで吟遊詩人として冒険の物語のひとつを作りたい
- 迷宮の感想を教えて欲しい。それらで詩集を作りたい
- 迷宮を探索して○○を手に入れたいので、護衛をお願いしたい
- 冒険者たちの勇姿を描きたい。絵画のモデルになって欲しい、戦っている姿を見たいので私を護衛してほしい
- 魔物の生態を直に知りたいので、迷宮に入りたい。護衛を頼みたい
- 魔物に○○○が誘拐された!どうか救い出して欲しい
- 魔物に○○○を奪われた! 取り返してきて欲しい
- 迷宮に入り、実験を手伝って欲しい。迷宮に入った後、コインを一回弾く。表と裏が出る回数で、迷宮に入ることで幸運が左右されるのかデータを取りたい
- 迷宮に入り、実験を手伝って欲しい。この試験薬を飲むと、○回まで耐えることができる。しかし、耐え切った後に○分間、恐怖で逃げ出してしまうのだ。それがどんな風に迷宮で作用したか、結果を知りたい